「緊張して上手く話せない」、「何を話したらいいのかわからない」、そんな不安を抱かれている患者さんは実は多くいらっしゃられます。初対面の人とお話しする時は、誰でも緊張してしまうものです。人のこころに触れることに少し敏感になってしまっている患者さんが、いろんなことに不安を感じてしまうのは、ごく当然のことです。

そんな患者さんでも落ち着いてお話しをすることができますよう、医師との視線を逸らしやすい斜め４５度の角度で、ソファの位置を微妙に調整してあります。うまく話せなくても大丈夫。考えがまとまらなくても大丈夫。初診の方のお時間はゆったりとお取りし、医師が患者さんのペースで質問を交えながらゆっくりとお話しをさせていただきますので、窓の外の風景でも眺めながら、ゆっくりとお答えしていただければ結構です。

できるだけ患者さんにリラックスしていただくために、診察室らしくない工夫をあちこちに施してあります。モルタルコテ塗り仕様の壁への間接照明、茶を基調色として並べた家具、地中海風のプレーンシェードなど、らしくない工夫で、落ち着いた雰囲気を醸し出しております。また、壁は完全防音設計になっておりますので、診察室での会話は、待合には一切漏れることはありません。

診察室の窓からは、JR岡山駅西口周辺が一望できます。空をふと眺めると、全てがどうでもよく感じられ、もやもやしたものが消え去ってしまうこともよくあります。また、院内の全ての窓に遮光フィルムが貼られておりますので、窓の外からの視線を気にする必要も全くございません。